相手につい期待をしてしまうことないですか?
多少、期待を抱くことは誰にでもあると思います。
ですが、期待を抱き過ぎると、自分自身を苦しめることになるのです。
こちらでは自分自身を苦しめないためにも、
『相手に対する期待を手放す』についてお伝えしていきますね。
目次
1.○○して欲しい病になっていない?
相手のひとにしてもらいたいな~って
待ちの姿勢になってしまうことないですか?
わたしたちは、
ときに人に期待をすることがありますね。
例えば、職場の同僚や上司に対して以下のような期待をしていませんか?
仕事を押し付けないで欲しい。
今、忙しいから話しかけないで欲しい。
仕事を手伝って欲しい。
言わなくても、これくらいやって欲しい。
仕事のフォローをして欲しい。
わたしの家庭の事情を察して欲しい。
電話を取って欲しい。
わたしも飲みに誘って欲しい。
飲み会に誘わないで欲しい。
パートナー(彼やご主人)に対して次のような期待をしていませんか?
もっと話を聞いて欲しい。
家事を手伝って欲しい。
記念日を覚えていて欲しい。そして、祝ってほしい。
約束を守ってほしい。
言わなくても察して欲しい。
気付いて欲しい。
そっとしておいて欲しい。
構って欲しい。
ヘアスタイルを変えたことに気付いて欲しい。
そして、できれば褒めて欲しい!
家事を手伝って欲しい。
洗濯機に裏返しに入れないで欲しい。
ゴミ捨てくらい言わなくてもやって欲しい。
挙げればキリがないですね。
当てはまるものはありますか?
このように期待をして、
相手が思った通りに行動してくれないと、
ストレスになっていきます。
もし、パートナーが記念日を忘れていたらどうでしょう?
「どうして覚えていてくれないの!?」
と喧嘩になることもありますね。
ご主人にゴミ捨てを期待していて、
してくれなかったら、イライラしてしまうことも……。
イライラして、ストレスが溜まると、
自分ばかりが損しているような感覚になりますよね……。
相手に対して
「してくれて当然!」
という期待を持っているからストレスになってしまうのです。
2.期待を手放すと楽になる。
期待を手放すとイライラしたり、
落ち込んだりしなくて済みます。
けれど、それがなかなか出来ないのが現実ですね。
では、期待を手放すにはどうしたらいいのでしょう?
2-1 期待を手放すにはベクトルが大切!
期待を手放すには、ベクトルを変えることが有効です。
どういうことか?というと、
期待をしているということは、
自分の行動ではなく、
相手の自主性による行動に頼っているということになります。
相手の意思ですべてが決まってしまいますよね。
自分(期待)→相手(自由意志)
※矢印は、自分の意識の向け先です。
相手には、自由意志があるので行動するかしないかは相手に決定権があります。
それを次のように、してみるのです。
自分(期待)→自分(行動)
上のように、意識を自分へ向けてみるのです。
2-2 期待を手放す具体的な方法!
期待を手放すには、意識を自分へ向けることです。
具体的には、次のようなことです。
前述した例のように、彼に記念日を大切にして欲しいとします。
それを、まず自分自身で記念日を大切にするのです。
ここでの意味は、
彼にプレゼントを用意して、自分だけが盛り上がる……
(なんか損した気分……?)
ということではありません。
記念日を大切にしたいと思っている自分の気持ちを大切にしてあげるのです。
自分自身が、彼とどんな風に記念日を過ごしたいかを
考えてみるのです。
そうして、
記念日をどう過ごしたいかを、
自分から彼に伝えて一緒に計画を立ててみるのです。
このほうが、祝ってくれるかもわからない期待を抱くより、
楽しそうな気がしませんか?
このように、相手の行動を待っているのではなく、
自分から行動をしてみます。
- 約束を守ってほしいなら、まず自分から約束を守る。
ご主人にゴミ捨てをして欲しいなら自分でしてみる。
人にして欲しいことを
まず自分にしてあげるのです。
自分から行動をして、相手に対する期待を手放していきます。
自分から行動をしているということは、
相手から見ても、大切にしているものなんだということが伝わります。
例えば、いつもいつも洗車をしている人を見て、
「この人は、車を大切にしているんだ」
ということがわかりますね。
そうすると、車に乗せてもらった時も、
何かを車内で食べる時、汚さないように気を使うことないですか?
人は、
誰かが大切にしているものを、粗末には扱えない。
そんな心理が働くのです。
なので、あなたが大切にしているものを、
相手も大切にしようと思うのです。
自分のことを大切にしていると、
相手も同じように大切にしてくれます。
労って欲しいのなら、
言って欲しい言葉を先に言ってみるのです。
ご主人に労って欲しいのなら、
「いつも私たちのために働いてくれてありがとう。
感謝しているわ。」
と、ご主人に伝えてみるのです。
すると、次第にご主人にも
感謝の気持ちが芽生えてくるから不思議です。
3.「○○して欲しいばかり」Kさんの事例
クライアントさんKさんの事例をお伝えしますね。
Kさんは、ご主人と会話もなく、
一緒にいても苦しいばかりだとおっしゃっていました。
その時、ご主人のお気持ちをリーディングさせていただきました。
わたしは、次のようにお伝えさせていただきました。
「ご主人のお気持ちは、
暗いお部屋に閉じ込められているようです。
寂しい。わかって欲しい。そんな感情が伝わって来ます。」
「ご主人にありがとうと、ごめんなさいを
伝えてあげてください。」
Kさんは、
「これまで主人にありがとうって言ったことはありませんでした……。」
と号泣されました。
このご夫婦は、お互いにこの言葉を求めていたのです。
あなたは、身近なひとに「ありがとう」と「ごめんなさい」を
伝えられていますか?
Kさんは、ご主人に「ありがとう」を伝えるようにしたのです。
すると、ご主人はKさんに優しい言葉をかけてくれるようになったそうです。
4.喧嘩をしても期待を手放す!
例えば、誰かと喧嘩をしたら、どうでしょう?
どちらかが謝らないと仲直りしづらいですよね。
その人と仲良くやっていきたいのなら、
まず、自分から謝ったら早く仲直り出来ますよね。
これからも仲良くやっていきたいのは、ご自分の気持ちです。
相手に謝って欲しい!
と期待をしていても、それは、相手次第ですよね。
自分(期待)→相手(自由意志)
※矢印は、自分の意識の向け先です。
待っている時間ももったいないし、
期待しているのがストレスになります。
だから、自分のために折れて謝ってみる。
自分(期待)→自分(行動)
そうすると、
渋々ながらも相手も謝る可能性が高いですよね。
相手に対する期待を手放すことは、
自分を自由にすること。
余計なストレスで自分を縛らないことに他ならないのです。