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アルコール依存症の家族への対処法!

1.依存症の方へのやりがちな行動とは……!?

あなたに、もしアルコールや、

なんらかの依存症のご家族や、身内がいたら

どんな対応をしますか?

 

大抵のひとは、

 

恥ずかしいことと思い、

周りにバレないように、

対処するかと思います。

 

例えば、依存症の方が居酒屋さんで、

お酒をツケで飲んだものや、

 

近所の酒屋さんで、

お酒をツケで買って来たものを

支払ったり、

 

ご近所でトラブルを起こしそうになったら、

謝りに回ったり、

 

薬物依存(病院でもらえる合法的な)の

家族がいることを、

ひた隠しにして、

 

 

職場でトラブルを起こしたら、

菓子折りを持って謝りに行ったり……

 

とにかく、家族が「依存症」であることを、

ひた隠しに隠して、

その家族が起こした問題行動の

尻拭いに走るかもしれません……。

 

けれど、それが、ご本人にとって、

良くない行動だとしたらいかがですか?

 

 

夫のお母さん……

 

義母は、アルコールの病でした。

 

 

夫の家族はひた隠しにし、

親戚にも相談せずに、

家族の秘密となっていました。

 

ご本人が起こした問題行動を、

家族は尻拭いをして歩きましたが、

一向に、その行動は無くならなかったのです。

 

2.共依存という関係性

共依存と言う言葉をご存知ですか?

 

それは、

 

問題行動を起こす人がいて、

 

その問題行動の責任を取る人がいる。

 

問題行動の責任を取る側の人は、

問題行動をする人の中に、

 

「この人は、自分がいないとダメなんだ。

生きていけないんだ。」

 

と、自分の存在意義を持っていることで、

その関係性が成り立っていることです。

 

問題行動の責任を取る側に、

アルコール依存症の方がいることが、

 

自分の存在意義なのです。

 

依存症の方は、尻拭いをしてくれる方がいて、

一見、助かっているように見える。

 

お互いに、

もたれ合っている状態なのです。

 

けれど、

問題行動を起こしている本人も、

尻拭いをされるたびに、

 

「自分は情けない人間だ。」

「助けてもらわないと生きていけないんだ。」

「また、迷惑をかけてしまった。」

 

と自責の念でいっぱいになるのです。

 

問題行動の責任を取ることは、

お互いにとって、負の関係に働くのです。

 

共依存、もたれあう、寄り添う

 

3.じゃあ、どうすればいいの?

それは、自分の行動の責任は、

自分で取らせることです。

 

自分の行動の責任を取ることで、

困った状況になります。

 

居酒屋のツケがたまっていけば、

そのお店で飲めなくなります。

 

酒屋さんのツケがたまれば、

お酒を買えなくなります。

 

また、次にどうすればお酒を飲めるかを考えると思いますが、

そこで、お酒を飲むことが少しハードルが上がります。

 

どうして、こう言う結果になるのかを

考えるきっかけになります。

 

依存症の方は、まず、自分がどういう状況なのかを

客観的に知ることが大切です。

 

アルコール依存症の方は、

病院で医師に、

 

「お酒は好きですか?」

 

と聞かれると、

 

「はい、好きです。」

 

と答えます。

 

自分自身も、ご家族も、

お酒を好きで飲んでいて、

依存症という病にかかっているという自覚がないのです。

 

もう、10数年ほど前……

 

アルコール依存の問題について、

当時、様々な本を読んだり、

 

カウンセリングや、セラピーを学ぶに連れてわかったことがあります。

 

それは、

 

「本人の行動の責任は、

本人に取らせること。」

 

です。

 

依存症の家族がいる場合、

どうしても、

 

本人の問題行動を、

自分の責任のように、感じ、行動する傾向にあります。

 

それのどこがいけないの!?

 

という声が聞こえて来そうですね。

 

特に、日本の場合、

もし、夫にアルコールの問題がある場合、

妻が責任を負わないと、

バッシングを受けそうです……

 

どうして、本人に問題行動の責任を

取らせなければいけないかというと、

 

その行動の重大さがわからずに、

問題行動が助長されたり、

 

または、助長されなくても

いつまで経ってもその問題行動が無くならないからです。

 

そして、

 

本人は、自分の行動の責任も自分で取れないのかと、

自分を責めてしまうこともあります。

 

もし、ご家族に依存症の方がいたら、

何か問題行動を起こした時は、

ご自分で責任を取らせましょう。

 

4.自分自身を癒しましょう!

依存症の方の問題行動の責任を取らずに、

見ているのは辛いことだと思います。

 

けれど、まず、一番にすることは、

ご自分自身のことです。

 

依存症のご家族は、ご自分で気づくまで、

やり続けます。

 

その家族をどうにかすることは、

あなたには出来ないのです。

 

自分以外の人間を治して、救ってあげることは出来ないのです。

 

ただし、出来ることが一つだけあります。

 

それは、自分自身を癒すことです。

 

「大変だったね。」

 

と自分に言ってあげてください。

 

 

そうして、

 

面倒を見なくても大丈夫。

冷たくなんてない。

 

自分自身に許可してあげてください。

 

 

出来れば、専門家によるカウンセリングを受けて、

ご自分自身を癒すことをお勧めします。

 

 

 

 

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